二十五の花   2014年4月2日

photograph by izumi shimada

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儚花

美しさが背負っているのは儚さ。
永遠に続くものなんてないことを
今年もまた花は教えてくれる。

th_25・2014年4月2日・儚花

【儚】この字は『字通』では探せなかった。
かわりに忄に夢とかいて、ボウ、くらい、というのがあった。声符は夢(ぼう)。夢に定かでない意がある。[説文]に「明らかならざるなり」とあり、心意のぼんやりした状態をいう。1・定かでない、明らかでない、くらい。2・もだえる、なやむ、みだれる。3・おろかな、わるい。(白川静『字通』より一部抜粋)