三十の花   2014年4月25日

photograph by izumi shimada

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染花

恥じらいがちに揺れながら
頬をほんのり染めている。
かわいく可憐、花の桃色吐息。

th_30・2014年4月25日・優花

【染】セン そめる そまる しむ しみる けがす
水+朶(だ)。朶は木の枝葉のしだれている形。木の枝葉をたわめて水に漬け、染色をする。[説文]に「絹を以て染めて色を為す」とあり、[周礼、天官、染人]に染草の法をしるしている。古くは染料に多く草木を用いた。1・そめる、そまる、色をつける、色をしませる。2・しむ、しみる、うつる。3・けがす、よごれる、色がつく。(白川静『字通』より一部抜粋)