三十四の花   2014年5月8日

photograph by izumi shimada

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玩花

この造形の珍妙さは
滑稽でもあり、愉快でもある。
愛で、弄ぶにふさわしいおもしろみ。

th_34・2014年5月8日・玩花

【玩】 ガン(グヮン) もてあそぶ
声符は元(げん)。重文の字はがん(貝偏に元)に作り、貝に従う。[説文]に「弄ぶなり」とあって互訓。[詩、小雅、斯干]は新室の祝頌詩で、男子が生まれると玉璋、女子には瓦器を弄せしめるという。玉、貝、土器は魂振りの呪器として、新生の子に持たせた。これを玩弄という。1・もてあそぶ。2・なれる、あなどる、けがす。3・むさぼる。(白川静『字通』より一部抜粋)