三十九の花   2014年5月16日

photograph by izumi shimada

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艷花

あでやかな薔薇がそこにある。
得もいわれぬ色に咲き誇っている。
花の美しさがないはずがないと思ふ。

th_39・2014年5月16日・艶花

【艶】【豔】エン うつくしい あでやか
正字は豐(豊)+盍。[説文]に「好にして長(たけたか)し」とし、豐に從ふ。豐は大なり。盍(かふ)聲」とするが、声が合わない。豐は俎豆に穀物を盛って神に供薦すること。盍は蓋物の形。神薦の美をいう。1・うつくしい、いろふかし。2・婦人の美しさをいう。あでやか、なまめかしい、美しくたけ高し。3・いろ、つや、つややか、婦人の顔色の美しいことをいう字となり、艶としるす。4・楚調の歌辞の名。(白川静『字通』より一部抜粋)