七の花   2013年11月8日

photograph by izumi shimada

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妖花

うごめく海藻のようでもあり、
珊瑚の花のようにも見える。
あるいは多肉植物のような面妖さ。

7・2013年11月8日・妖花

【妖】ヨウ(エウ) あでやか あやしい
[説文]一に曰く、女子の笑ふ兒なり」とし、「詩に曰く、桃の妖妖たる」と[詩、周南、桃夭]の句を引く。今本は「夭夭」に作る。夭(笑)は手をあげて舞う巫女の形。その姿態を夭という。巫が神がかりの状態になって神託をのべることを若といい、これをまがごととすることもあって、神怪のことをいう。人の妖艶なるものも、衒媚のおそれがあるというので、また妖という。1・あでやか、なまめかしい。2・あやしい、まがごと。3・もののけ、地の怪。(白川静『字通』より一部抜粋)