二十一の花 2014年3月21日
photograph by izumi shimada
【狐】コ きつね 声符は瓜(か)。[説文]に「妖獣なり。鬼の之れに乗る所なり。三徳有り。其の色は中和、前を小にして後を大にし、死するときは則ち丘首す。之れを三徳と謂ふ」とあり、瓜声とする。丘首とは、死するとき故丘に頭を向ける意。狡猾な獣とされる。国語のキツネの語源は擬声語とされるが、狐もその鳴き声をとるものであろう。1・きつね。2・短狐。(白川静『字通』より一部抜粋)