幸花
潔いまでにまっすぐ、きっぱり。
そんなあなたを見ていると
幸せに育ってきたのがわかる。
【幸】 コウ(カウ) さいわい
手械(てかせ)の形。これを手に加えることを執という。[説文]に「吉にして凶を免るるなり」とし、字をぎゃくと夭(よう)とに従い、夭死うぃ免れる意とするが、卜文・金文の字形は手械の象形。これを加えるのは報復刑の意があり、手械に服する人の形を報という。幸の義はおそらく倖、僥倖にして免れる意であろう。のち幸福の意となり、それを願う意となり、行幸、侍幸、幸愛の意となるが、みな倖字の意であろう。1・倖と通じ、さいわい。2・こいねがう。3・めぐむ、したしむ。4・みゆき、いでまし。(白川静『字通』より一部抜粋)