逞花
連なって、重なりあって
強きも弱きも大きいのも小さいのも
それぞれが支えあって全体がある。
【逞】テイ ほしいまま たくましい
声符は呈(てい)。呈は祝じゅ(示偏に壽)を収める器サイを捧げて、天に向かって祈ることをいう。[説文]に「通ずるなり」とし、「楚にては疾行を謂ひて逞と為す」と方言を以て解し、また[左伝]「何ぞ欲を逞(ほしいまま)にせざる所あらん」の文を引く。勝手なことを祈ることを逞という。1・ほしいまま、ほしいままにする。2・たくましい、たくましくする、きわめる、強く求める。3・はやい、とおる。(白川静『字通』より一部抜粋)